旧SMILES@LA
長い間お世話になりましたが、2014年10月引っ越しいたしました。

プロフィール

あが

Author:あが
LA郊外に住むお気楽バカ夫婦と、
ドーベルマン×ウィペット(推定)のミックス犬ニコ(9歳♀)デカスギミニチュアピンシャーのニヤ(8歳♀)の家族です。

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うちの庭の秋の味覚
裏庭に出るドアの前でニヤが激怒していたので「どうした?」と外を見たら

思った通り、リスのゴン子ちゃんがオヤツタイム中でした。
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「今年もこの季節が来たわね〜。」

ゴンゾウリスのゴン子ちゃんが食べているのはこれ。
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うちの庭に6本もそそり立つ大木リリーピリーの実です。
リリーピリーはオーストラリア原産の樹で、夏には合歓の花みたいなフワフワした花を咲かせて秋になるとこんなピンク色の実がなります。

最初この樹の名前がわからなくて実も食べられるのかどうかわからずにいたのですが、苦労の検索の結果名前が判明。オーストラリアでは食用にもされているとわかって一安心。
何しろニコニヤが落ちた実を拾って食べるのが大好きなので。

そのまんま食べると、きれいに言えばほんのり甘酸っぱい。正直に言えば薄ぼんやりした味。
シャクシャクした歯触りで真ん中に冷凍グリーンピースそっくりの小さい種があります。
ジャムにしたりするようですが、わざわざそんな手間をかける気にはなれない(笑

なんて言ってたらゴン子ちゃんは微妙に場所を移動してさらにオヤツタイム。
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「暑い日にはサッパリしてなかなかいけるわよ。」

家の中からガラス越しに撮影していたのですが、ニヤを残して外に出ると当然ですがゴン子ちゃんは高い所に登って行きました。
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「あれ?黒い犬は来てないの?」

来てないよ。だからゆっくりして行けばいいのに。
どうでもいいけどゴン子ちゃん、また口のまわりにいっぱい食べかすがついてるよ。

しばらくしてニコニヤも外に。

ほらニコ、リリーピリーの実食べる?
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「ああ、それ?もらってもいいけど。」

なにしろ外に出ればこれでもかってくらいに庭中に散らばっているので、わざわざ私からもらうほどのものでもないらしく、全然ありがたみがない感じ。

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「じゃ、もらう。はむっ。」

まったくいつもの勢いがありません(笑

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「なになに?おかーさんニコちゃんに何あげたの?」

ああ、ニヤはニコだけいいものもらったと思って尻尾ブンブンしてるのね。

ほら、リリーピリーの実だよ。
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「あっ、それか〜。」

やっぱりテンション低め。でもニコもニヤも自分で拾って食べるのは好きみたい。
監視付きで季節限定の拾い食いですけれどね。

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笑うゴン子ちゃん「ごちそさま〜!」
H-E-L-P
もう4年くらい前のことになりますが、FreePets(通称ふりぺ)という有志の会のことを書いたことがあります。
こちら→ふりぺ宣言

ふりぺさん、その後少しずつ活動を拡大されていっていくつかのセミナーやイベントを開催していらっしゃいます。ただ、活動が東京中心なので他の地方の方には伝わり辛かったかもしれない。

もうご存知の方も多いかもしれませんが、ふりぺさんが新しいキャンペーンのためのビデオを発表されました。
キャンペーンの名前は「H-E-L-P」〜ペット達のHELPに耳を傾けよう〜というもの。

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「ヘルプが必要な動物たちがたくさんいるもんね。」

FreePetsのサイトはこちら。H-E-L-Pのサイトはこちらです。

そしてこれが発表されたビデオ。


9月20日に六本木でオープニングイベントがあったので、本当はその前に紹介できたら良かったんですけれどね。なにせ遠くにいるもので情報遅くてすみません(笑

ご覧の通りビデオにはたくさんの芸能人の方が参加していらっしゃいます。
いろんな意見があるかと思いますが、私はこういうの好きです。
これで今まで関心のなかった人が目を向けるきっかけになればそれでいいと思いますし。

H-E-L-Pでは活動資金のための寄付も受け付けていますが、同時に資金のためのグッズ販売も行っています。
それがなかなかお洒落なデザインでいい感じ。



甘過ぎず、押し付けがましくなく、普通に持てる、普通に着られるところがいいなあと思います。
深刻な画像や言葉が必要な場合もありますが、まずは1人でも多くの人の関心をこちらに向けること。そのためにはこういうアプローチの仕方、私は支持します。

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「たくさんの人の目に触れて耳に入って心に届きますように。」


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でんちゃん 出会い2
【はじめに】
今日ネットで見つけた言葉です。
silhouette1280.jpg(words by deborahbabarskas)



先週から連載形式で始めたビートママさんの愛犬「ビーグルのでんちゃん」
前回はでんちゃんが預かってもらっていた八ヶ岳のお家から、正式にビートママさんご夫妻に家族として迎えられたところまででした。

前回のお話ははこちら
「ビーグルのでんちゃん 出会い1」

DCP_6449.jpg
初めて出会った日のでんちゃん

こうして我が家の犬となったでんちゃんですが、
最初から問題はあれこれあったのです。
獣医師に見せたら、先生がため息をついたもん。
肥満していて、関節が悲鳴をあげているとのこと。
人間の食べ物をもらっていたせいか、血液検査でも問題ありあり。
先生によれば散歩もろくにしていない(筋肉が全然ないから)とのこと、
要するに「マンションかなにかで、室内だけで飼い殺しになってたんだよ」
というのが先生の診立てでした。
もう飼えないからと、保健所に連れて行かれかかってたぐらいだもん。
相当ひどい飼い方をされていたのでしょうね。
それは、今でも腹の立つことです。


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「その頃の僕は17kg以上あったんです。」

ともかくも、私達は初めての「我が家の犬」と、
手探りで向かい合うことになりました。
去勢手術もされていなくて、
だけどここまで肥満していては麻酔の分量が多くなりすぎ、
心臓がもたないかもしれない、ということ。
食欲の鬼で、ゴミ箱でもなんでもあさってしまうこと。
絶対に室内トイレを使えないこと→病気の時はどうすんの、
という問題、などなどなどなど。
おまけに目元には涙線がくっきり、耳の中は真っ黒け。
まずは毎朝毎晩、ぬるま湯に浸したガーゼで、
「でんちゃん、お顔拭きましょう」と辛抱強く涙線をぬぐい、
耳は数日置きに病院に通って洗ってもらい、
療法食にしてキャベツでかさ増しをして減量に取り組み、
すぐに休みたがるでんちゃんのお尻を押して散歩を続け、
ともかく夢中で世話をしたのでした。
当時、推定年齢は6歳とも8歳とも言われました。
後に狂犬病の注射をする際、
市の職員の方が「平成8年8月8日生まれ」と決めてくれて(笑)、
一応ね、来た時が6歳半ぐらい、ということになっています。



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「でんちゃん、あたしが初めておうちに来た時よりうんとたいへんだったんだ。」

後半は「続きを読む」で
オットの留守に思う
木曜日から出張に出ていたオットが帰って来ました。
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「おとーさんが帰って来たんだよーっ!」

夜遅くの到着だったので、ニコニヤ歓迎の図は無し。
でも嬉しくて嬉しくてニコは庭を何周も何周も走り回った後、飛びついていました。
ニヤはお約束のうれション+ピョコピョコ飛んで抱っこのおねだり。

なにしろオットのいない間のニコはこんな感じでしたから。
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「おとーさん帰って来ない・・・ドコ行ったの?クスン」

ニヤは帰って来た時には大歓迎するけれど、いない間はクールなんですけれどね。
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「おかーさん!それじゃあたしが冷たい女みたいじゃないの!」

あ、いや。そういうわけじゃないんだけど(笑

この差はもちろん個体差とか性格の違いとかもあるんでしょうが、家事をしたりしながら色々と考えてたんですね。
ニコを我が家に迎えるのを決めた時、実際に迎える日まで丸一週間オットが毎日会社帰りにシェルターに立ち寄って1時間程ニコと遊んでいたんです。ニコにとっては、シェルターのスタッフ以外で毎日会っていた人で、その続きで我が家に迎えたので、おとーさんはとても特別な人間なのかもしれないな〜、と。

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「おとーさん毎日来てたの?そうだったっけ?」

ニヤの方はけっこう明らかにおかーさんッ子なんですよ。
家に連れて帰ってくる車の中ではちょっとヤキモチを妬いていたニコから隔離するために、ずっとニヤを膝に乗せていました。その後、お腹にジラルジアを飼ってることが判明したりアカラスが発症したりと、最初の頃は私がかなり付きっきりだったんですね。

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「あたしっておかーさんッ子だったの?おかーさんがニヤ贔屓なんじゃなくて?」

違う。おかーさんは平等だ。

ニコもニヤも最初のそういう刷り込みみたいなものがあるのかねえ、なんて。
まあ、そうは言ってもニコもニヤも私のこともオットのことも大好きだよ〜と態度で示してくれるんですけれどね。へへへ。


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ゴロゴロ集団
今日の夕方はいつもよりもちょっとだけ足を伸ばして違う公園に行きました。

公園に向かうトレイルで背後からゴロゴロゴロッと音が
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「何の音?」

スケボーとキックスクーターの少年達が7〜8人後ろからやって来てたのでした。
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「端っこによって、みんな行くまで待ってる。」

小さい頃はスケボーに向かって吠えたりしたけれど最近はもうすっかり平気になったニコですが、さすがにこれだけ一気に来ると音にビビったようで、耳がちょっと倒れてました。

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「あのゴロゴロいうのがあんなにたくさんいるの初めて見た〜。」

うん、やっぱりいつもと違うコースに来るとちょっとした「初めて」があるね。

ニコもニヤも静かにいい子で待てたからオヤツあげようね。
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「あたしはいつもいい子よ。」「うんっ!ニコいい子!」

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「ニコちゃんホントはちょっと怖かったんでしょ?」「怖くないよーっ。ビックリしただけ。」

この後、公園に行ったら広場中が野球をしたり、サッカーをしたりする子供たちだらけで、ちょっと歩きにくかったです(笑
でも公園で体を動かして遊ぶ子供たちを見るのはなかなか良いもんです。

さ〜、ちょっと歩きにくかったけどしっかりスンスンもしたし、帰ってごはんにしようか。
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「ふ〜っ、やっとごはんの時間ね。」「わーい!ごはんごはん。」

夕暮れ時だったので、金色に光るニコニヤで〆。



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涼しいって素晴らしい
エアコンの修理無事完了しました〜。

前日に「朝の8時から10時の間に行きます」と連絡があったのですが、修理の人が到着したのが8時10分。素晴らしい!
○時から○時の間って時間指定は一般的なんですが、指定の時間の30分前に来たり(帰ってないこともあるので困る!)指定の時間を1時間も過ぎて来たりなんてこともザラにある国ですからね。

修理は何か部品交換をして10分で終了。エアコンはすぐに快調に動き始めました。
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「やっぱり涼しいお部屋で柔らかいところに座るのがいいよね〜。」

うん、涼しいって素晴らしい。しみじみ実感。

修理を頼んだ業者さんは小さい会社で、来てくれたのもオーナー社長。
ロックバンドのロゴ入りの派手派手しいTシャツと短パン、両腕にタトゥーがびっしりというお方でした。
まあ、それくらいじゃ全然おどろかないけどね。

でもたいへんフレンドリーで仕事が早くて、その上低料金という素晴らしさだったのでネットに5つ星レビューを書いておきましたよ。

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「なんだかわからないけど今日はお昼寝が気持ちいい♪」

お昼寝中の君たちの体調の心配しなくていいのがありがたいよ。


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おかーさん、あなた達のためを思って…
【はじめに】
月曜日更新のdog actuallyの記事、リンクを貼っておきます。よかったらご一読くださいませ。
「シェルターへの犬の持ち込みへの介入プログラム」
シーザーさんもミランファウンデーションのイベントでこのプログラムを表彰したり、サイトで紹介したりしています。何しろこのプログラムの舞台になっているサウスLAはドッグサイコロジーセンターを最初にオープンしたゆかりの地ですからね。
あ、猫のジャクソン・ギャラクシーさんも資金調達イベントを開催したりして協力していますよ。

*****************************************
さて本日の日記。

「も〜!サイアクなのよっ!」

うん、確かに最悪だ。おかーさんもそう思う。
何が最悪かって、昨日エアコンが故障したんですよ。
その上この1週間ほど9月だというのに熱波が居座っていて、昨日と今日は特別に暑かった!

修理に来てもらえるのは明日。2日間扇風機フル稼働で何とかしのぎましたよ。

うちの扇風機は特大でやたらと強力だけど、首も振らないし繊細な機能は皆無のこんなの。
ニコは何となく怖いようで、後ろから遠巻きに眺めるだけ。ニヤなんて近寄りもしません。
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「変な音がするし、なんかヤだ。」

でもニコニヤが熱中症にでもなるとたいへんなので、あの手この手で暑さ対策。
まず最初に濡らした手ぬぐいを首に巻いて結わえたら、ニヤは一気にどよ〜んムードに。
しばらくは我慢してたんですが、ものすごく悲しそうにキュウキュウ言い始めたので、仕方なく外しました。
ニコに至っては巻いた瞬間から首を前足で引っ掻いて自力で外そうとする始末。も〜。

それなら、と冷たい水で絞った手ぬぐいを頭や首筋にピタピタ当ててやろうかとしたらニヤは逃げて行ってソファーの下に隠れるし、ニコは「絶対イヤっ!」と鼻にシワを寄せるし。

おかーさん、あんた達のことを心配してるっていうのに!
好評だったのは、いつもより多めにおやつのスイカをもらえたことと冷凍バナナをちょこっともらえたことだけでしたよ。

部屋の温度が上がらないように、家中のカーテンを閉めているので薄暗いのです。
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「日向ぼっこもできないし、寝させてもらうわ。」

はいはい、家の中で寝てて下さいよ。ほんとにもう。

ところでうちは石のタイルの床の部分がけっこうあるので、そこは常にヒンヤリとしています。
私はちょっと一息休憩という時には、床にぺたりとすわってヒンヤリ感を満喫していたのですが、ニコもニヤも絶対に石の床では寝たりしないのです。

これはスリープのコマンドを出したので、床の上で横になっているところです。
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「スリープだよ。おやつくれるんでしょ?ね?ね?」

そうじゃなくて、体を冷やして欲しくてコマンド出したんですけど。

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「ニコスリープしたよ!おやつは?ねえ?おやつは?」

それでも昨日よりもさらに暑かった今日の午後にはさすがのニコも自主的に石の床の上でフセをしておりました。こうするとお腹の部分が冷えるからかなり涼しいはず。
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「でもホントはフワフワのところの方が好き。」

ニヤはどんなに暑くてもここではくつろぎませんでした。外の熱い地面の上にはじかに寝たりするくせに。

そして石の床に続いて、今日の夕方には扇風機の前で風に吹かれるようになったニコです。
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「おかーさん、これ意外と怖くなくて気持ちいーね!」

だから最初からそう言ってたじゃないのさ。

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「ふふふ〜ん♪」

どうでもいいけどニコ、風で耳がなびいてTMレボリューションごっこみたいになってるよ。
(TMレボリューションなんて言って、今時古過ぎかしら?)


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「家の中も外も暑いのよっ!ったく。」
でんちゃん 出会い1
先日書いた「さよならのシェア」の最後の部分でチラリと「ご縁があって思い出をシェアして頂く機会がありましたので近いうちに紹介します。」と書いた件、今日から週に1回くらいのペースで10回程度の連載形式で書いて行きたいと思います。

タイトルで気づいた方もいらっしゃるかもしれないですね。
そう、先日マグわんズ2014のモデルの1匹になって頂いたビートママさんの愛犬のでんちゃんです。
メールでお写真を頂いたりしてやり取りをする中で、以前にでんちゃんの思い出を書き留めていらした文章を読ませて頂くことになったんです。それが私だけが読ませて頂くにはもったいない、たくさんの人に読んで頂きたいと思ったので、お願いしてブログに掲載させて頂くことになりました。

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「今日は僕とママとが出会うきっかけのお話です。」

でんちゃんとビートママさんとの出会いにはお二人の重要人物がいます。
まずはその重要人物との出会いのお話から。

私の父は床屋が嫌いで、だから私の母が風呂場で切っていました。
父の散髪が終わると、私も呼ばれる。
風呂場に置いた丸椅子に座り、風呂敷をすっぱりかぶって、
母親の「ともかく短く!」という思想のもとに、
ざっくりまっつぐ、ワカメちゃん。
実に高校時代まで、そんな有様でした。
浪人時代、都心の予備校に通うようになってみて「これはまずい」と思いました。
クラスメイトに「ヘルメットみたいな髪型だね」と笑われた。
そこで、初めて駅前の美容室に行きました。
大きな美容室で「ご指名は?」などと聞かれて動揺し、
そんなのわかんないから、ちょうど手すきだった人に切ってもらった。
それが「馬場さん」という、まだ若い男性美容師でした。
その後もなりゆきで、行くたびに馬場さんを指名した。

馬場さんは、職場結婚をし、夫婦で店を構えました。
私はその間に結婚し、実家を離れ、
都内のアパートやマンションで暮らしました。
都下のお店までは遠かったけれど、
私はバカの一つ覚えで馬場さんのお店に通いました。
いっときは奥さんのアケミさんも一緒にいたけれど、
アケミさんもやがて、別の場所にお店を構えました。
彼らはビーグルを飼い始めた。
ルーシーという女の子ビーグルは、馬場さんとアケミさんの店の、
いずれかに同伴出勤していました。
仔犬はやがてレディになり、アウトドア好きの馬場夫婦に連れられ、
あちこちの山に登ったりしたのでした。

やがて馬場夫婦は、八ヶ岳に自分らの山小屋を作り始めました。
山小屋ったって、立派な一戸建て住宅、というオモムキ。
違うのは、水道管に熱線を巻きつけて凍結防止をしていたり、
大きな薪ストーブが家じゅうを温める特殊な作りになっていたりするだけで、
ほかはもう、立派な「新築一戸建て」という風情です。
週に1回、休みの日には八ヶ岳で作業。
都合のいいことに、客の中には土建屋もタイル屋も建具屋も居る。
こつこつ作り続けて、10年目にようやく山小屋は完成しました。
別荘地ではあるけれど、彼らはそこに定住することにした。
夏は美容室を開けるけれど、冬は雪の中にこもってひっそり暮らす。
食べ物は、米に至るまで自給自足。
夏の終わりには、冬のための保存食作りに忙しい。
庭には石窯をしつらえ、パンも焼く。ピザも焼く。そんな生活。

かくして2000年頃、彼らは都下の店をを引き払い、八ヶ岳へ。
私ら夫婦は、今度は月に1回、八ヶ岳に通いました。
つくづく、ほかの美容室に行く気がないらしい(笑)。
高速料金使って、びゅーんと行くのね。
行ったら散髪してもらって、畑仕事手伝わされて、
「石窯に火を入れて」と言われれば4時間も火の番をして、
そのかわり、山の空気の中で、美味しいランチをご馳走になる。
夫が転職しても、私の勤務先が倒産しても(倒産ですよ、ひどいでしょ)、
この習慣は変わりませんでした。
お婆ちゃんになったビーグルのルーシーは、ここで亡くなりました。
八ヶ岳の馬場さんちの庭には、ルーシーのお墓があります。


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「でんちゃん登場は“続きを読む”からです。」

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