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長い間お世話になりましたが、2014年10月引っ越しいたしました。

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あが

Author:あが
LA郊外に住むお気楽バカ夫婦と、
ドーベルマン×ウィペット(推定)のミックス犬ニコ(9歳♀)デカスギミニチュアピンシャーのニヤ(8歳♀)の家族です。

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ヘクターとルーカス
久しぶりに「ヴィックの犬達」のカテゴリーです。

今年の6月にVicktory Dogsの一頭だったルーカスが天国に旅立った時に記事を書きました。
「さよならルーカス」

うちにはベストフレンズアニマルソサエティ(ルーカスが半生を過ごした全米最大規模の保護施設)から会報が届くのですが、つい先日届いた誌面に「ルーカスの遺産」というタイトルの記事があったので、また紹介したくなったんです。

IMG_3839_2013090615531904e.jpg

ヴィックの犬達の中でもひときわ強いチャンピオンだったルーカスは、その肩書き故に最も危険と見なされ一般家庭への譲渡は裁判所によって禁じられていました。しかしその現実とは裏腹に、ルーカスのその明るく人なつこい性格で会う人すべてを魅了しました。上の写真でもわかるように傷跡だらけの顔だったルーカス。この傷跡が物語る過去にも関わらず、ルーカスは人間が大好きで、また人間に可愛がられ愛することが何よりも大好きでした。

IMG_3657.jpg
「ルーカスの遺産ってなあに?」

それはね、ルーカスが彼に関わった人々の心の中に遺して行ったもの。彼と一緒に過ごしたスタッフやボランティアの皆さんの心の中の、優しくて可愛くて暖かい思い出はもちろんのこと、ピットブルに良い印象を持っていなかった人々の気持ちを変化させたことです。
ベストフレンズのFACE BOOKにはこんなコメントがたくさん寄せられています。
「以前はピットブルに偏見を持っていて怖い犬だと思っていたけれど、ルーカスはそれが間違いだと教えてくれました。彼は闘犬だって生まれ変われるのだと身を以て伝えてくれたんです。」
「ルーカスのストーリーを読んだ後、私たちの愛犬のグレートデーンがこの世を去りました。そして私たちは一度は死刑宣告を受けたピットブルを迎える事を決めました。」
「私はルーカスに感銘を受けて、闘犬の訓練用の噛ませ犬に使われていたメスのピットブルを家族に迎えました。彼女は私のベストフレンドで、人生で一番大切なものです。」

IMG_3318_20130906155314930.jpg
「素敵な遺産だ〜」

記事の締めくくりの言葉は「ルーカスは恐怖の物語をハッピーエンドのストーリーに書き換えてくれました。そのストーリーこそが彼の遺産です。」

今ここでこうして私がルーカスのことを書いて、読んで下さる皆さんがいるのもまた彼の遺産ですよね。

さて、長くなったのでもう1つのヘクターのお話は「続きを読む」から。

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ヘクターはルーカスと同じくマイケル・ヴィックのところから保護された犬で、2週間前に天国に行ったウォレスの飼い主であるルーさんとクララさんに引き取られた子です。

ルーカス同様に実際に闘犬として使われていたようで胸に大きな傷跡を持っていますが、これまたルーカス同様に明るくてヤンチャで賢い魅力的な犬です。

実はそのヘクター、今年の4月に体調を崩して手術を受けていました。ちょうどウォレスが11歳の誕生日を迎えた頃のことでした。
IMG_3330.jpg
「ルーさんとクララさん、どんなに心配だったろうね。」

そうだよね、ウォレスのこともあったし本当にたいへんだったと思う。

ヘクターは脾臓にいくつかの腫瘍の集合体が出来ていました。手術をして腫瘍を取り除き、組織検査をしてその後の方針を決めなくてはいけなかったのですが、他のヴィックの犬やルーカスと同じようにヘクターもバベシア症を患っています。通常なら脾臓を摘出しても犬は生きていけるのですがバベシア症の犬にとっては脾臓はなくてはならない臓器だそうです。つまり、もしも組織検査の結果腫瘍が悪性のものであったとしても脾臓を摘出するという選択肢はないわけですね。

しかもこの脾臓に腫瘍の集合体という症状、ウォレスの初期症状と全く同じでした。ルーさんとクララさんはきっと覚悟を決めていらしたのではないかと思います。

ヘクターは手術を受け、その直後のFACE BOOKでは「手術完了。僕は脾臓をつけたまま家に帰ることができました。」とだけ報告がされていました。
その後、ヘクターの病気については触れられることがなくて、ずっと気になっていたのですがウォレスが少しずつ弱って行く中でヘクターのFACE BOOKの更新までは手が回らないよね、と静観しておりました。

けれど8月の下旬、久しぶりにヘクターのFBにメッセージがアップされました。
ウォレスのことについて、たくさんのメッセージをもらったことにお礼を述べた後こんな風に書かれていました。

「ずいぶん長い間、僕の健康のことについて何も言ってなかったよね。ウォレスが病気になってみんなの注目をたくさん集めたから、僕は僕で脾臓に腫瘍を作ってやる!って決心したんだ。ウォレスは僕にとって尊敬すべき兄ちゃんだったから、僕もウォレスみたいになりたかったんだよ。
脾臓の腫瘍って血管肉腫っていうガンに進行することが多いらしいんだ。ウォレスと同じタイプのやつだね。だからルーとクララは僕が脾臓に腫瘍を持ってることが嬉しくないみたいだった。
その上僕はバベシア症も持ってるからね、事態は余計にややこしいんだ。でね、僕は気がついたんだ。僕とウォレスの両方が病気になっちゃったら誰がみんなの前に出かけて行ってピットブルに対する偏見を解くことができるんだってね。
だから僕は健康になることに決めたんだ。バベシア症のテストの結果は陰性で、脾臓の腫瘍は小さく縮んでガンになる心配はなさそうなんだって!
2〜3ヶ月したらまた検査をしないといけないけれど、ひとまずは僕は元気です!」

ヘクター良かったね〜。これを読んだ時は体の力が抜けて心からホッとしたもんです。

さらにヘクターの一連の治療費、匿名のどなたかが病院に申し出て全額支払ってくれていたんですって。かっこいいなあ。

ヘクター、ルーさんとクララさんに可愛がられて他の兄ちゃん姉ちゃん犬達と仲良くして長生きするんだぜ!
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2013/09/06(金) 03:11:56 | | [ 編集]
タピ
どうして、こんなに人間を愛してくれるんだろう?
そう思うと涙が出てきます。
酷い仕打ちをされても、愛することをやめないでいてくれる大きな存在。ルーカス達の話しを読んでいると、懐の大きさに衝撃を受けずにいられません。
クララさん達は、逆に彼等に選ばれた存在なのかも?
私も小さい一歩から、前向きに!
そう思います(^-^)

この事実を教えてくれたあがさんにも感謝( ̄^ ̄)ゞ
2013/09/06(金) 17:53:48 | URL | [ 編集]
あが
秘密コメントさん

わ〜良い病院に巡り会えたって、とってもラッキーですよね〜。
そういう巡り合わせって何かと良い方向へ転んでいくと思うので、もう大丈夫です!

犬の運命っておっしゃる通り人間が全て握っているんだなあと実感しますよね。
決して人間を裏切らない犬達に恥じないようにしなくてはとしみじみ思います。

最後の「G」が〜!!!(笑)
2013/09/06(金) 23:17:39 | URL | [ 編集]
あが
タピさん

シーザーさんもいつも書いていらっしゃいますが
犬の「許すということ」の能力って本当にすごい。
色んなしがらみを水に流せない自分を反省したくなります。

ルーさんとクララさんは文字通りウォレスに救われたんですよ。
ウォレスをレスキューして家族に迎えたのは彼らだったけれど
ウォレスがいなかったら、お二人の結婚は続いていなかったかもしれない。
おっしゃる通り、神様がウォレスに「あの2人の所に行きなさい」って選んだ気がします。

そして同じように蓮華ちゃんがタピさんのおうちに来た事も
ニコニヤが我が家に来た事も理由が意味があることなのでしょうね。
2013/09/06(金) 23:22:28 | URL | [ 編集]
ベックマン
時が流れてVicDogたちも歳をかさねて、この間に彼らが私達にもたらしてくれたものに感謝。
この先に彼らが私達にもたらしてくるもの・・・にも感謝。

#StopBSL 国境を越えて言い続ける、それが私達にできる少しのお返しだから・・・
2013/09/06(金) 23:58:58 | URL | [ 編集]
hiko
ウォレスくんが逝ってしまってから、FBを見るのがなんだか辛くなって…another storyがあったのですね。
どのこもルーさん家に必要なワンコなんでしょね・・・
それにしてもワンコの病院代は高くつきます。
病気持ちのワンコをアダプトしようとして、ふと我に返った事があります。
わが家の経済状態によってこの子の運命を決めていいのかと。
息子の大反対もあって、諦めましたが。
匿名で治療費を払ってくれる人がいらっしゃるってのも
すごいことです。
朝からいいお話、ほっこりしました。ありがとう~
2013/09/07(土) 15:43:55 | URL | [ 編集]
coco.。
今日の記事はぞぞっときました。丁度、「旅立ったからって何もかもなくなるわけじゃなくって、残ってるんだよねえいろいろと」てなことを考えていたところだったので。

偏見から自由になるのは、やはり実体験を通してのみ叶うことなのかもしれません。日本でピットブルに遭遇する確率は低いけれど、出会ったら(好きなので)触りたい、でも、ちょっと大丈夫かしら?と思ってしまいそうだな、という気がしますから。

ルーカスは「ただ、ルーカスとして生を全うする」ということを通じて多くの人々を解放しましたが、同時に、シーザーさんの言う、「犬は今を生きる動物」という言葉を実証してくれたんだということがわかります。

それにしても、ウォレスだけでなくもう一頭「きょうだい」がいたのですね~。そしてヘクターの体調の変化は劇的ですね。奇跡だ!と思うけれど奇跡はわりとほちほち存在していて、生命って強いんだってことなのかなと最近思います(大したことはない、という意味ではなく、逆にすごいぜ生命体って!という意味で)。
2013/09/07(土) 17:35:49 | URL | [ 編集]
あが
ベックマンさん

そうなんですよね、彼らが保護されてからもう6年。
お別れの知らせを聞く事も多くなって色んな思いが交錯します。

> #StopBSL 国境を越えて言い続ける、それが私達にできる少しのお返しだから・・・
本当にそうですね。途切れる事なく言い続けていかなくては。
2013/09/08(日) 01:01:25 | URL | [ 編集]
あが
hikoさん

ウォレスのFB、ぜひじっくりご覧下さい。
ルーさんもクララさんもウォレスの遺産を引き継ぐべく精力的に活動をしていらっしゃいます。
ヘクターはその活動の片腕になっていくことと思います。

医療費のかかる犬のアダプトは簡単には決められないですよね。
受け入れる事は素晴らしいことだけど、そこでじっくり考えて
諦められたというhikoさんの決断もまた正解だったと思います。
それにしても匿名で治療費をって、すごいですよね。
私もそんなことができる人になってみたいものです(笑
2013/09/08(日) 01:06:08 | URL | [ 編集]
あが
coco.。さん

奇遇ですねえ〜(笑
そう、ルーカスやウォレスみたいなすごいことをした犬でなくても
愛し愛されていた犬達はみんな色々なことを遺していってくれますよね。
>
> 偏見から自由になるのは、やはり実体験を通してのみ叶うことなのかもしれません。
でもcocoさんはこうして、ピットブルの物語を読んで心を動かして下さっている。
それだけで偏見から距離を保っていらっしゃると思います。

> それにしても、ウォレスだけでなくもう一頭「きょうだい」がいたのですね~。
ウォレスには生涯の親友だった兄貴犬アンガス、そしてアンガス、ウォレス、ヘクターの3兄弟の上に君臨する小さな体の女王様ミンディ・ルーという家族がいたんですよ。
つまりルーさんとクララさんは今も3頭の犬と暮らしていらっしゃいます。

生命の奇跡って身近でもよく耳にしますね。おっしゃる通りすごいぜ生命体!って思います。
2013/09/08(日) 01:15:27 | URL | [ 編集]










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