旧SMILES@LA
長い間お世話になりましたが、2014年10月引っ越しいたしました。

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あが

Author:あが
LA郊外に住むお気楽バカ夫婦と、
ドーベルマン×ウィペット(推定)のミックス犬ニコ(9歳♀)デカスギミニチュアピンシャーのニヤ(8歳♀)の家族です。

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子犬のブルーが導いてくれたこと
1月6日に書いたこの本の紹介「ジム・ゴーラント氏の前書きから」
IMG_2852.jpg

著者のキム・ケイヴィン氏が伝えようとしていたこと、dog actuallyで少し書きました。
「アメリカにおける殺処分の地域格差」

キム・ケイヴィン氏は子供の頃から常に犬と一緒に暮らして来ました。親元を離れてまず最初にしたことは自分自身の犬を迎えること。大学を出たてだったキムさんはバックヤードブリーダーからビーグルミックスを買い受けました(当時の彼女はそのことの問題点も知らなかったんですね)
ビーグルミックスはフロイドと名付けられ、その後彼女が仕事で各地を転々としたり結婚したりと環境が変わった時も常に一緒にいました。フロイドが11歳になった時、キムさん夫妻は犬が走り回れる裏庭がある家を購入し、それを機に新しい犬を家族に迎えました。この時は犬を『買う』のではなくPetfinder.comという里親募集サイトでリサーチを始めました。
このサイトは日本の「いつでも里親募集中」みたいなサイトですが、もっと規模が大きく掲載団体の審査も厳しいものです。アメリカの人が犬を探す時はまずこのサイトをチェックするのは非常に一般的。

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「おかーさんもニコやニヤのこと、そこで見つけたの?」

うん、サイトでチェックしてシェルターを訪ねた時は別の犬に会うつもりだったんだけど、結局そこでニコニヤに出会ったからこのサイトがご縁だったんだね。

話をキムさんに戻すと、彼女はそのサイトでピットブルミックスの子犬ステラと出会い、新しい家族として迎えました。(11歳の犬の相棒にピットブルミックスの子犬って、あんまり良いマッチングじゃないですね。キムさん自身もステラを迎えた後で先住犬のフロイドがやんちゃな子犬に困っているのを見て反省したようです。)

フロイド君は16歳で天国へと旅立ちました。彼を困らせていたステラちゃんでしたが、フロイド君がいなくなってとても寂しそうにしているのを見て、キムさん夫妻はまたpetfinder.comで犬探しを始めました。
そうしてやって来たのがこの表紙の写真の子犬、ブルー君でした。プロットハウンド×ラブラドールミックス、12週齢、保護団体は自宅から30分ほどの場所。ほぼ一目惚れだったそうです。

さて、そのブルー君がどうやってキムさんのジャーナリスト魂に火をつけてしまったのか。
長くなるので『続きを読む』から


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子犬のブルーは何枚かの書類とともにキムさんの所にやって来ました。去勢手術とワクチン接種の証明書、簡単な医療記録などです。ブルーの体にはいくつかカサブタがくっついていました。それが気になったキムさんは健康チェックも兼ねて、ステラのかかりつけの獣医さんにブルーを連れて行きました。

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「え〜小さいのに病院かわいそ〜」

診察中大きな問題はなさそうだなと思っていたら、先生がカサブタのことを確認するため持参された医療記録に目を通した時顔色が変わりました。そこに「白癬菌治療済み」の文字があったからです。白癬菌というのはいわゆる水虫の菌で人畜共通で感染します。つまり白癬菌を持っているかもしれないブルーに不用意に触ると人間の手などにも感染し、病気を広めてしまうこともあるということ。獣医さんやナースさんが感染すると仕事になりませんし、免疫力の低い赤ちゃんや病人が感染すると事態は重くなります。
しかもその書類、とてもカジュアルに手書きで書かれていて、具体的にどんな治療や検査をしたのかが何も書かれていなかったんです。

獣医さんはキムさんに、保護団体に連絡をとって正確な医療記録を手に入れるように指示しました。それがキムさんがブルーの過去を調べるためのきっかけとなりました。

保護団体に連絡をすると、ブルーは元々はノースカロライナ州のシェルターから来たことがわかりました。公営シェルターから一時預かりボランティアさんの家に引き取られ、その後ニュージャージー州へと連れて来られたんですね。

キムさんは一時預かりボランティアの女性に連絡を取り、ブルーの白癬菌の治療について尋ねました。その女性は「去勢手術をした獣医さんから家庭で処置をするようにと言われたから私が治療しました」と言うのですが、具体的な治療法を聞くとなぜか口ごもり、何度か質問を繰り返してやっと衝撃的なことを答えてくれました。
「白癬菌に感染してるような感じだったから、その箇所にブリーチをかけて市販の人間用の塗り薬をつけた」

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「ちょっと待ってよ。ブリーチって何よブリーチって。お風呂のカビとりとかシーツの染み抜きとかじゃないんだから」

当然キムさんも言葉を失うほど驚きました。(結局、その後改めて検査をしてブルーは白癬菌には感染してないことがわかったんですけれどね。)ボランティアの女性も「ちょっとヤバい」と思ったらしく「ブルーはあとちょっとでガス室に送られることろだったのよ。私はブルーを間一髪のところで救い出したの」と話を別の方向に逸らしました。(おいおい)

キムさんはここでまた我が耳を疑いました。「ガス室!?」
こうしてキムさんのリサーチの旅が始まったのです。

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「そのリサーチのお話の一部がdog actuallyに書いたことね」

そうそう、その通り。キムさんはまずはブルーを引き取った時に手続きをした保護団体の代表の女性に会い、犬のレスキュー活動の地域格差の一端を聞かされます。その後、ノースカロライナまで数百キロのドライブをして預かりボランティアの女性に会い、さらにブルーが元々いた公営シェルターの責任者にも取材をします。
そこで出会った人々から次々に紹介されたり、聞き出したりした人物や団体にも取材を重ね、アメリカ東海岸を中心にレスキュー活動や法律の現状を知っていくことになります。

この一時預かりボランティアの女性に関しては、実際にノースカロライナまで出向いて会ってみると感じの悪い女性ではなかったようです。しかし「獣医さんから指示された」というのはウソでした(当たり前ですね)
この女性は一時預かりとは言ってもアニマルホーダーに近い状態で、自宅には十分に世話もできないままクレートに閉じ込めた状態の犬達が数十頭あふれていたそうです。そこを抜け出して来ることができたブルーはラッキーでした。

キムさんが取材先で何を知り、どんなことに出会ったか、それはまた不定期ですが追々紹介したいと思います。
dog actuallyにも書きましたが、日本の現状と重なる部分が多いので参考になることも多いと思うのですよ。

不定期ではありますが、よかったらおつき合い下さいませ。
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ジュンコ
あぅ、、。
予想はしていましたが、のっけから胸が痛いです。
動物は人間のことばを使えないですからね。
この一時預かりの女性のような方の存在も、、分かるなぁ。
2013/01/28(月) 02:44:18 | URL | [ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/01/28(月) 03:01:05 | | [ 編集]
たけるっこ
dog actuallyの記事も拝見しました。知らなかった事実が沢山。自分の無知さにがっかりですが、あがさんのおかげで色々勉強になりました。もし、動物が話せたとして、人間の印象を聞けたなら、「自分勝手な生き物」というと思います。そう、何に関しても自分勝手。自分だけでも変わらなきゃと強く思いました。Cesar,s Rules~が届いたので、箱にしまいっぱなしの電子辞書の出番がきました(笑)少しずつ読み進めようと思います。これに挑戦しようと思ったのもあがさんのおかげです。感謝!
余談ですが、うちもおやつは市販のジャーキーですのよ。高いおやつは与えるほうも緊張するので(笑
2013/01/28(月) 04:19:44 | URL | [ 編集]
hiko
うっ。ちょっとあがさん、早く次を教えてくださいな。朝からなんだか胸がつかえたまま今に至りますぅ。。

たった今法律が出来て「もうブリーダーさんは一切仔犬を生ませてはなりません!犬を欲しい人は皆さん里親探しのワンコを飼いなさい!」となっても、数的に
すべての犬が誰かの元へ行けるわけではないんだろうな…

「カリスマブリーダー」から「買った」犬を自慢する人たち、そして小さなケージに閉じ込めていつ売れるとも分からないワンコを商品として扱う人たちに 
こういうことを知って欲しい。けど。
2013/01/28(月) 05:56:54 | URL | [ 編集]
あが
ジュンコさん

次回はもうちょっと楽しい話を書けると思います。

> この一時預かりの女性のような方の存在も、、分かるなぁ。
今までにも何度か「ビジネス的視点でのレスキュー活動の大切さ」を書いたことがあるのですが、この女性の場合はそれが全く抜け落ちている状態ですよね。
そして日本では団体と名乗っていてもこの女性と大差ないグループがあるのも現実。そういうことも目を背けてはいけないですもんね。
2013/01/28(月) 23:37:41 | URL | [ 編集]
あが
秘密コメントさん

善意で始めるのは良いことですが、善意だけだとこういう状態になりがちなんですよね。
きちんと自分の限界を定めて戦略的に動かないと余計な不幸の連鎖を作ってしまうことになりかねない。
でもそういう思考をしない人には「どうして?いいことしてるのに」というだけで、わかり合えることはないんでしょうね。

可愛いお写真お待ちしています〜!わ〜楽しみ〜♪
2013/01/28(月) 23:41:13 | URL | [ 編集]
あが
たけるっこさん

あちらの方も読んで下さってありがとうございます。
動物が言葉を話せたら、きっと人間やめたくなると思いますね(笑

おっ!Cesar's Rulesゲットされたんですね。電子辞書大活躍の予感ですね。
最初はわからない言葉があっても辞書を使わず、読み進めていくことがお勧めです。
何度か登場する言葉を文脈から想像していくうちに何となくわかってくることもあると思います。
それで一章が終われば、どうしてもわからなかった単語を辞書で調べてみるといいですね。
ポストイットをたくさん準備して調べた単語と意味を書き込み、そのページに貼っておくと良いと思います。
2013/01/28(月) 23:46:25 | URL | [ 編集]
あが
hikoさん

わ〜!胸がつかえたままにさせてしまって申し訳ないです。
続き、ちょっと待って下さいね。でもブルーは何も問題なく幸せに暮らしてるのでご安心を。
>
> たった今法律が出来て「もうブリーダーさんは一切仔犬を生ませてはなりません!犬を欲しい人は皆さん里親探しのワンコを飼いなさい!」となっても、数的に
> すべての犬が誰かの元へ行けるわけではないんだろうな…
ホント、今すぐそういう法律作って欲しいくらいですよね。
せめて自家繁殖とパピーミルだけでもしっかり取り締まって欲しいです。
2013/01/28(月) 23:55:31 | URL | [ 編集]
miniwindi
この間、東京から来た知人が、近所のペットショップで
ずっと売れ残っていたラブラドールとプードルのミックスを
もう少しで買いそうだった、と話してくれました。(フ〜アブナい)

で、昔飼っていたG・レトリバーが
やっぱり欲しいと言うから
キチンとしたブリーダーさん探して下さい。
里親探している犬もいるから、、
とか話したのですが、どの程度通じたかなぁ。。

あがさん、翻訳いつもどうも有り難うございます。
2013/01/30(水) 14:26:52 | URL | [ 編集]
あが
miniwindiさん

ゴールデンレトリーバーならブリーダーさんの数も多いだろうし
上手にクチコミを利用すれば良い方もいそうなのにねえ。
でもできれば里親を探している子を引き取ってあげて欲しいですね。

> あがさん、翻訳いつもどうも有り難うございます。
いえいえ、こちらこそ読んで下さってありがとうございます。
2013/01/30(水) 23:48:24 | URL | [ 編集]










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