旧SMILES@LA
長い間お世話になりましたが、2014年10月引っ越しいたしました。

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あが

Author:あが
LA郊外に住むお気楽バカ夫婦と、
ドーベルマン×ウィペット(推定)のミックス犬ニコ(9歳♀)デカスギミニチュアピンシャーのニヤ(8歳♀)の家族です。

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The LOST DOGS クライマックスの前に
The Lost Dogs: Michael Vick\'s Dogs and Their Tale of Rescue and RedemptionThe Lost Dogs: Michael Vick\'s Dogs and Their Tale of Rescue and Redemption
(2010/09/16)
Jim Gorant

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違法闘犬と動物虐待で服役したNFLのスター選手マイケル・ヴィックの犬達のリハビリの軌跡。
本日は第8回目ですが、本の紹介としてはだいたい折り返し地点に来たかなという感じです。
ご紹介するエピソードはこれからがクライマックスなのですが
今日はちょっと後半に入る前に、私が感じていることを書こうと思います。


前7回の記事はこちら。


捜査から保護まで


シェルターそして査定

査定から選別へ

新しい世界、ローズとジョージア

人間達


リトルレッド


リトルレッドとボーイフレンド達



今日から書き始めようと思っていたのはこのThe LOST DOGSの表紙に登場している犬のことです。
IMG_1027.jpg
この犬の名前はジャスミン。小柄で臆病な女の子でした。


「でした」と過去形にしたのは、この犬は今は天国にいるからです。
私がこの本を手にしたのは去年の9月のことだったのですが
「素晴らしい本なので紹介したい」と言いながらなかなか手をつけられなかったのは
このジャスミンのことがあまりにも心に強く焼き付いたからでした。

この本の中で著者のジム・ゴーラント氏はいくつかの章で犬の目線で見た文章を書いています。
そしてその犬の目線はほとんどがこのジャスミンのものです。
ゴーラント氏にもジャスミンのことはきっと一番強く心に残ったと思われ
彼女のエピソードは全物語の締めくくりになっています。

私はこの本を読み終えた後、しばらく放心状態になり
その後1週間ほどはずーっとジャスミンのことを考えているような状態でした。
会った事も触ったこともない、本に登場しただけの犬にここまで気持ちを掴まれるか?と
自分でも驚いたほどに。

紹介するにあたって、勝手に順番を変えてしまうのはどうだろうかと思ったのですが
私は自分が伝える側に回るなら、どうしてもジャスミンのエピソードの後に
心から笑えるエピソードを取っておきたかったのです。

詳しいエピソードは次週から書いて行きますが
ジャスミンの生涯は決して不幸なことだけだったのではありません。
ちゃんと愛し愛される人がいて、仲良しの犬達もいました。
だから怖がらないで読んで下さいね。

ジャスミンのコートの色や小柄で臆病と書くと、前2回で書いたリトルレッドを思わせますが
リトルレッドと違って体には傷跡は一切ありませんでした。
またもう一つリトルレッドと違うかったのは、ジャスミンは人間は怖がったけれど
他の犬が近くにいると生き生きと元気に振る舞えたことでした。

極端に臆病だったのは感受性の強い犬だったからなのでしょう。
ヴィックの所に居た時、周りの仲間に起こったことを敏感に感じ取り
人間が犬舎に近づいて来ると悪いことが起こるとすりこまれてしまったのですね


表紙のジャスミンの写真を見ると、白い靴下や胸元のミルクをこぼしたような模様が
ニコと同じだし、このとぼけた表情もなんとなくニコを思わせて
それが余計に切ない気持ちにさせる理由かもしれません。
IMG_5795.jpg

本の中で紹介されている首をすくめて四肢を折り曲げ、尻尾を脚の間にいれて
何かに怯えているジャスミンの写真も、盗み食いを発見された時のニコに似ています。
ジャスミンの「こわい」はニコと違って、そんなお気楽なものじゃなかったけれど。


<続きを読む>に長めの動画があります。

これは今年になってアップされた新しい動画です。


今まで私が書いて来た文章に登場した犬や人達がたくさん出ているので
ちょっとしたおさらいを兼ねて、よろしかったらご覧下さい。
最初の方は実際のマイケル・ヴィックの家と捜査された闘犬場の外観なども出て来ます。
Humane SocietyやPETAが犬達を殺処分にするべきだと言った話も出て来ますし
犬達の救いの神ドクターZ、BAD RAPのティムさんとドナさんご夫婦も登場します。
13頭の犬達をカリフォルニアまで輸送したRV車の中の様子も写っていますよ。
あの1頭だけ査定を受ける事もできずに殺処分になった犬の事も紹介されています。
ティムさんが「あの犬のことを思うと、自分が人間でいることが恥ずかしくなる」と
おっしゃっていたのが心に残りました。

ベストフレンズのことも紹介されていますが、私の知らなかった悲しいエピソードも紹介されていました。
ベストフレンズで暮らしていた犬達のうち2頭が脱走して、違うエリアの犬達の敷地に入ってしまい
喧嘩の末に命を落としてしまったということでした。

実はこの2頭やジャスミンの他にも天国へと旅立った犬達が何頭かいます。
マイケル・ヴィックの所から保護された犬達は長い間ストレスにさらされていたので
免疫力が低かったり、過去の問題行動の後遺症があったりする犬も多かったのです。

ベストフレンズで過ごし、歯の手術が必要で麻酔をした後、目覚めずに旅立ってしまったボニータ。

暖かい家庭に迎えられ心と体の傷を癒し、その後飼い主さんが親友を失った時に
飼い主さんの側に寄り添って今度は彼の心を癒したセブン。
彼女は交通事故で天国へと行ってしまいました。

オクラホマの優しい女性に迎えられ学校でのボランティア活動に参加していたアルフ。
彼は過去にストレスから石を食べるくせがあり、消化器官に古傷を持っていました。
ある日飲み込んだローハイドのおやつが古傷を開かせてしまい、眠りとともに旅立ちました。

悲しいことだけれど、今は天国にいる犬達は皆人間への信頼を回復し
嬉しい、楽しい、気持ちいい、暖かい、と感じられるようになった、
それを忘れずにいたいと思います。


IMG_5682.jpg

それでは来週から、The LOST DOGS後半戦開始していきますね。


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サラロン
ジャスミンはもう天国なの?
ちょっとショック、、
ビフォア・アフターが
あまりにも印象的な子だったから。

でも、きっと幸せの道へ向かうエピソードが
待っていることでしょう(涙)

ほんのひと時でも幸せに感じてくれたなら、、
それが救った人の心の支えになりますね(涙)
続きを待ってまーす!
2011/03/01(火) 06:30:11 | URL | [ 編集]
るーまま
あらゆるワンちゃんは永遠に生きる事は出来ないのだから,どんなに過酷な経験に晒されて来た子でも人間への信頼が回復されて,最後に愛をたくさんもらえたなら、それでよかったのねえ~と思えるようになった気がします。
ジャスミンのエピソードの後に,心から笑えるエピソードをとっておいて下さったんですね!~ 心が軽くなりました♪
2011/03/01(火) 11:01:34 | URL | [ 編集]
はたはた
調度、昨日連れて来た男子が、ムチャクチャなんで
ため息出ますが、このシリーズを読むと
心のありようが変わります。

自分では訳してまでなかなか・・なんで
ありがとうございます。

2011/03/01(火) 17:02:25 | URL | [ 編集]
むつき
天国に行ってしまった犬たちも、新しい生活を始めた犬たちも
みんな、みんな今は幸せでいてくれますように。
想像もつかない程の苦しみとストレスでぼろぼろになっていたのに
それでも、人間を愛してくれる心をなくしていなかった犬たちに
ありがとう、ごめんなさい。としか言えないです。

知ることから始まることもたくさんあると思います。
あがさん、たいへんですがこれからも発信していって下さいね。
2011/03/01(火) 21:59:02 | URL | [ 編集]
あが
サラロンさん
あーっ!もしかしてサラロンさん本買って読み始めてた?
ごめんなさい!ネタばれしちゃって。
もしなんでしたら、来週の分は読まずに飛ばすか
それまでに全部読んで下さい(横暴)


> ほんのひと時でも幸せに感じてくれたなら、、
> それが救った人の心の支えになりますね(涙)
うん、本当にそう思います。
先日書いた、天国や生まれ変わりのお話もジャスミン達のことを書く前に
書いておく事が出来てよかったなあと思っているんです。
すごいタイミングでminiwindiさんの素敵な記事に出会えた事も
何かのご縁だなあとしみじみ感じています。
2011/03/01(火) 22:22:20 | URL | [ 編集]
あが
るーままさん
ありがとうございます。

> あらゆるワンちゃんは永遠に生きる事は出来ないのだから,どんなに過酷な経験に晒されて来た子でも人間への信頼が回復されて,最後に愛をたくさんもらえたなら、それでよかったのねえ~と思えるようになった気がします。

このお言葉、本当に嬉しいです。
でもこういう難しい子達にたくさんの愛をあげることって
思っているよりずっとたいへんなんですよね。
だからこそ余計に、その努力をして下さった方々への感謝を感じます。
2011/03/01(火) 22:24:34 | URL | [ 編集]
あが
はたはたさん
レノン君、お疲れさまです。
BAD RAPのドナさんも全く同じため息をついてらっしゃいました。
引き取ってもらうはずの預かりボランティアが断って来たりして
その子達を全部自宅で面倒見ていらしたので「毎日毎日掃除と洗濯の日々」って。

> 心のありようが変わります。
そう言って頂けるのが何より嬉しい。
本当に些細なことだけど、はたはたさんのお手伝いをできたようで。
こちらこそありがとうございます。
2011/03/01(火) 22:32:22 | URL | [ 編集]
あが
むつきさん
大丈夫。今はみんなそれぞれの世界で幸せです。
「ママは当分来そうにないから生まれ変わって、またママの子になっちゃおう」って
違う姿形で戻って来ている子もいるのかも。そうだといいな♪

> 想像もつかない程の苦しみとストレスでぼろぼろになっていたのに
> それでも、人間を愛してくれる心をなくしていなかった犬たちに
> ありがとう、ごめんなさい。としか言えないです。
本当に。ティムさんの「人間でいることが恥ずかしくなる」に同意です。
でも犬達のその気持ちに応えてやらないといけないですもんね。
>
> 知ることから始まることもたくさんあると思います。
> あがさん、たいへんですがこれからも発信していって下さいね。
書く事は生活の一部で、大好きな趣味の1つなので、たいへんじゃないんですよ。
でも私の拙文で伝わるのかなあという不安はいつもあるので
こうしてコメント頂くのが何よりの励みです。ありがとうございます。
2011/03/01(火) 22:36:15 | URL | [ 編集]
ちーとまる子
マイケル・ヴィっクが出て来た時、顔見れませんでした。嫌悪感がすごすぎるからかな・・・・。それに実際に闘犬が行われていた場所が映った時は、ずし~んと重い気持ちになりました・・。
うれしいとか楽しいという気持ちを知らずに旅立った子のことはやっぱり心に重く残りますね・・。
だけど、人間の事を大好きになって、人間に愛されて幸せそうな顔をしている犬を見ると救われます。
生れる場所や時によって大きく違ってしまう運命って
残酷だなぁ・・・としみじみ思います・・。
2011/03/01(火) 23:34:40 | URL | [ 編集]
あが
ちーとまる子さん
お気持ちよくわかります。私もヴィックの顔を見ると強い嫌悪感を感じる。
罪を憎んで人を憎まずという言葉があるけれど、どうしてもそんな気持ちになれない。

> うれしいとか楽しいという気持ちを知らずに旅立った子のことはやっぱり心に重く残りますね・・。
でもほら、全ての犬は天国に行くから!
そして生まれ変わって今度は優しい家族のもとで幸せにしてるんだよ、きっと。

> 生れる場所や時によって大きく違ってしまう運命って
> 残酷だなぁ・・・としみじみ思います・・。
うん、動物は人と違って自分で生活を変える事ってできないものね。
人間はそのことを心して責任を持たないといけないですよね。
2011/03/02(水) 01:04:00 | URL | [ 編集]
miniwindi
この表紙の犬は、どういう犬なのかな?
もしかしたら、何か訳あって表紙になっているのかな?
ってちょっと感じていました。

あがさんが、そんなにも強く心に焼き付いた、と書いていらっしゃると
少々怖いような気がしますが、
来週からの後半戦、楽しみにしています。
2011/03/02(水) 04:09:39 | URL | [ 編集]
ベックマン
ベック応援団長、毎回出遅れすぎでっす・・・

ジャスミンのお話は怖いお話ではないですね。とてもとてもとっても繊細な子だったのだと思っています。
ジャスミンのお話楽しみにしています。

この本のすばらしかったところ(全部ですが・・・笑)は、救出されたすべての犬のその後をちゃんと記載してあったところでしょうか。

PS:あっ、ラップトップ届いたんですよー♪2週間も待たなくてよかったけど、会議の合間にデータの移行しなきゃならず、一生終わらないんじゃないか?とか思いはじめてます(笑)
2011/03/02(水) 06:14:33 | URL | [ 編集]
あが
miniwindiさん
ジャスミンに心を留めていて下さったんですね。
どことなく気になるところのある犬ですよね。
>
> あがさんが、そんなにも強く心に焼き付いた、と書いていらっしゃると
> 少々怖いような気がしますが、
大丈夫、怖いお話ではありません。
でもきっと最後まで読んで頂いた後は忘れられない犬になると思います。
2011/03/02(水) 23:36:23 | URL | [ 編集]
あが
ベック応援団長さま
いえいえ、お忙しい中をコメントありがとうございます。
>
> ジャスミンのお話は怖いお話ではないですね。とてもとてもとっても繊細な子だったのだと思っています。
怖くはないですね。でも胸が苦しくなって、自分で書いた後
きっとまた初めて読んだ後のように考え続けるんだろうなと思います。

> この本のすばらしかったところ(全部ですが・・・笑)は、救出されたすべての犬のその後をちゃんと記載してあったところでしょうか。
そう、それだけで1冊の本になるようなエピソードがいっぱいでしたよね。
ネットや雑誌などで取り上げられた犬もいるので
本に載っていないところもチョコチョコと書いています。

ラップトップ、早くに届いてよかったですね!
でもデータの移行はたいへんですよねえ。
大丈夫、いつかはきっと終わります(笑)健闘をお祈りします。
2011/03/02(水) 23:40:59 | URL | [ 編集]










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