旧SMILES@LA
長い間お世話になりましたが、2014年10月引っ越しいたしました。

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あが

Author:あが
LA郊外に住むお気楽バカ夫婦と、
ドーベルマン×ウィペット(推定)のミックス犬ニコ(9歳♀)デカスギミニチュアピンシャーのニヤ(8歳♀)の家族です。

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弱き者の強さ
今日はちゃんと書きます!
でもニコニヤのことじゃなくて、またシーザーさんのお話。
ちょうど、先日当ブログの記念企画の抽選に当たったハニフラさんから
「シーザー教に入信しました!(笑)」というメールを頂いたのと、
6月に「暴君チワワ」の話を書いたのがとても楽しかったので
また書きたいと思っていたのです。

IMG_8580.jpg
ふむ、で?なんのお話?

私の大好きなエピソードの一つ。モーリーンちゃんとクロエとサムのお話。
このブログに長く来て下さっている方は、私がシーザー・ミラン氏に心酔しているのは
よーくご存知かと思いますが、「犬のリーダーになる」という彼の理論は
「古い」「暴力的だ」「難し過ぎる」などの反対意見もあります。
でも、ほとんどは誤解や曲解。近頃主流の「陽性強化」のトレーニング方法も
シーザー理論にはきっちりと組み込まれています。

そして、私がシーザーさんを大好きな理由の一つは「弱者とされる人達への優しさと厳しさ」
それがよーく表れているのがこのお話なんです。
よかったらお付き合い下さいね。


IMG_8567.jpg
では始めます~!


エピソードの主人公は2匹のコッカースパニエルと暮らす17歳の女の子モーリーンちゃん。
彼女は超未熟児で生まれ、脳性麻痺の障害が残ってしまいました。
筋肉の動きがままならず、話をすることと歩行に障害があります。
でもご両親の愛と、遠くに住むお祖父ちゃんの愛情をたくさん受けて素直な明るい少女です。

IMG_8553.jpg

お祖父ちゃんは、彼女が小さい頃「一緒に散歩して、脚を鍛えられるように」と願いを込めて
彼女にベージュ色のコッカースパニエルの子犬クロエを贈りました。
でも家の中でいつも両親から守られているモーリーンはクロエから見ると「保護すべき者」であり
クロエはモーリーンに母犬のように接するようになりました。
歩行器を使って散歩に出ると、クロエはモーリーンの先頭に立って引っぱり、
時にモーリーンを転ばせてしまいます。
来客がモーリーンに近寄ると、牙を見せてモーリーンを守りに飛んで来ます。
もちろん、モーリーンの言うことなどまったく聞きません。

IMG_8432.jpg
う~ん、こまったね。


そう、そこでシーザーさんの登場です。
シーザーさんに状況を説明する時も、ご両親はモーリーンの両脇に座って
彼女が口を開く前に全て先回りして話をし始めてしまいます。
モーリーン自身もそれに慣れていて、なんとなく後ろに引っ込んでいる印象。
まあ無理もない話だとは思うのですが、シーザーさん、それを見逃しませんでした。

まずは散歩に行ってみましょうと、クロエと一緒に外に出てみると
クロエはいつもの通り、「上位者」として振る舞いました。
そしてモーリーンは「私は障害があって弱いから、犬がいうことを聞かないの。」
「それは違う。私のクライアントにも障害を持っている人は何人かいるけれど
体の障害と心の強さは関係がないよ。君が強いエネルギーを持っていれば
犬達をちゃんとコントロールできるようになるから。」
今までそんなことを言われたことがなかった彼女は、少しきょとんとしていました。

そこでシーザーさん、「もう1頭犬がいるけれど、あの子はどういう性格?」
もう1頭のサムは黒と白とコッカースパニエルの男の子。シャイな性格でおとなしい子です。
モーリーンもご両親も「お祖父ちゃんからのプレゼントだから、クロエといっしょに散歩しなくては」と
固定観念に縛られていたのですが、実はサムの方がモーリーンのパートナーに適任だったのです。

サムは特に訓練されていないのに、歩行器でゆっくりと歩くモーリーンに自然と歩調を合わせます。
シーザーさんは「ほら、犬と歩くのってこんなに簡単で楽しいでしょう。
乗馬をする時、初心者向けの馬と難しい馬がいるように、犬だって同じなんだよ。」

IMG_8233.jpg

乗馬の喩えはモーリーンと彼女のお母さんにとてもわかり易かったようでした。
モーリーンは小さい頃、乗馬のレッスンを受けたことがありました。
その時、馬の背中でしっかりと背筋を伸ばして堂々と座っていたことを
お母さんも彼女自身も誇らしく覚えていました。
シーザーさんは「その時の気持ちでクロエにも接してみて」と提案。

サムと歩けたことで自信を持ったことと、具体的にどんな気持ちで犬に接するべきかを
教わったことで、モーリーンの雰囲気は一変しました。
モーリーンの変化に一番気づいたのはクロエでした。
「え?ちょっと、この子どうしたの?」と戸惑いながらも、コマンドに従うように。

番組の最初にはご両親の影に隠れて、おとなしく座っていたモーリーンは
別人のような笑顔で、歩行器で犬達と歩きながら「最高!」と叫んでいました。

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よかった~。

その日の番組のエピソードはここで終わったのですが、これには後日談がありました。
番組の100回エピソード記念で、モーリーンとクロエ、サムの近況報告があったのです。
シーザーさんとの出会いから2年。
モーリーンは自分と同じようにハンディキャップのあるティーンエイジャー達に犬との接し方を教えるボランティアを始めていました。
車椅子や歩行器で犬と散歩する方法を的確に指導していきます。
ずっと守られるだけの立場だった彼女が、他の人のためにボランティアをする。
それがどんなに大きな意味を持つことかは、モーリーンの輝く笑顔を見れば一目瞭然でした。
モーリーンちゃん、以前よりもお洒落で可愛くなっていたしね。

しかもモーリーンの存在はボランティアされる側のティーンエイジャー達にとっても
大きな心の支えと希望となっていました。
自分と同じようなハンディのある人が、自信を持って人を指導する立場に立つ。
その強くて明るいエネルギーを受けた人達も、同じように強く明るくなる。
そんなポジティブの循環ができあがっていました。

単に犬のしつけの話しだけにとどまらない、「心の強さ」「エネルギーの強さ」
そんなことを教えてくれるのが、私にとってのシーザーさんの魅力のひとつです。

IMG_8204.jpg
そう、「心の強さ」が大切よ。

君はそれ以上強くならなくてよろしい。


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bonny
私はシーザーさんの言ってることとか、やることって
「うんうん、そうだよね!」って分かるんです。
「私も同じようにやってるー♪(嬉)」とか。
で、親戚とか姉から犬の愚痴を聞かされると
「こんな風にやってみれば?こんなイメージで(犬に)対応したら?」って言うんですけど
私が伝え下手なのか理解してもらえないし、
その時は納得した風でも、継続出来てないから、やっぱり問題犬なの。
だから「シーザーさんの本を読んで」と言うんですが、
私から勧められた本だと本の価値が下がるみたい。
読んだときは納得できても、実行が継続してない。
私への信頼というか信用度が低いせいで、犬達がいつまでもバカな子扱いで悲しくなります。
私がもっと上手く伝えられるか、人格を上げればいいんですけど、なかなか・・・
本当に悲しい・・・。
2009/08/11(火) 02:04:33 | URL | [ 編集]
ちーとまる
シーザーさんはほんとに洞察力が鋭くて、優しくて大きな人なんですね~!
シーザーさんが尊敬できる人間だからこそ、指導を受ける側も素直に受け入れることができるんでしょうね~。
会ってみたいなぁ。
ていうか旦那さんにしたいです!
素晴らしい大黒柱になってくれますよね、きっと☆

2009/08/11(火) 03:34:58 | URL | [ 編集]
ハニフラ
信者としては、今日のお説教をとても嬉しく感激して拝読しました!
100回記念の動画を部分的に(写真だったかな?)見た時に車椅子の女性が写っていたような気がしますが、それがモーリーン嬢だったのでしょうか。心動かされるお話ですね。

私も、シーザーさんの魅力は、犬を深く理解しているのは当然ながら、人間も深く理解しており、相手の心をしっかり掴んで動かす力にもあると思っています。犬の扱いに感心する以上に、飼い主さんへの言葉に感動するのです。

また、シーザーさんシリーズ、やってくださいね!
楽しみにしています。とってもとっても。
「シーザー・ミラン」でブログ内検索をかけて、あがさんのシーザーさん記事はまとめ読みしましたが、やっぱりカテゴリーを作ってくださ~い♪
2009/08/11(火) 04:05:03 | URL | [ 編集]
Two Beans
やっと短い夏休みに入りました~。

妻とウンウンとうなづきながら拝見しました。
小手先だけのコマンドでなく、ちゃんと「個の人間」と「個の犬」との心の関係だと感じました。



飼主など人間に対してマウントをしている犬をときどき見かけます…。
そして、犬に対して常に赤ちゃん言葉で接している方も見かけます。
犬との関係のバランスが崩れてしまっているのは、やはり人間側に問題があるのでしょうね。


我家も、もっともっと読んでみたいので、独立したカテゴリーを希望しま~す(汗)。
2009/08/11(火) 04:58:01 | URL | [ 編集]
大根
特に・・大型犬は力ではとても叶いません。。
自分の意思の通りに行動してもらうためには・・そこに・・「心の強さ」がどうしても必要で。。
馬と似通ったところがあるのかもしれません。。
いかに・・真剣にU^ェ^U ワン!と対峙するかに・・に掛かってるんですよね。。
真剣に対峙するって・・・エネルギーがとっても必要なんですよね。。
自分も強くならないといけないし・・時間もかかるし。。でも・・やらなければいけないことで。。
うちで・・一番そんな風に係わって欲しいのは・・オジーなんですが。。なかなか続かない。。
だから・・なかなかU^ェ^U ワン!ズ・・オジーの言う事聞きません。。
bonnyさんのおっしゃることは・・身に沁みて感じます。。
「犬と暮らすための人間造り」から必要なんですね。。
ホントカテゴリー作ってください。。よろしくです。。
2009/08/11(火) 07:25:32 | URL | [ 編集]
サラ☆ロン
「心の強さ」と「エネルギーの強さ」
犬にはこれが見えるんでしょうね。

馬のように一緒になって走る一体感がない分、
犬にはつい言葉だけで伝えがち。

「心のパワーで会話する」
言葉を超えたコミュニケーションの大切さを
改めで感じました♪♪

また「シーザーさんのお話」聞かせてください♪
2009/08/11(火) 17:46:07 | URL | [ 編集]
ケンケン
犬が人を見分ける力って凄いなぁ っていつも思うんですよ。家の中で誰が一番偉いかって順番をつけてるんですよねぇ。 家の場合はこれが問題でして^^; 一番偉いって従われてるオレ様がダメ飼い主の見本のようなお方だもんだから
オレ様と一緒の時の我が家の犬達はダメ犬です^^;
オレ様がいない時は静かな落ち着いたワンコになるのってどうなんでしょうかねぇ・・・
「シーザー・ミラン」氏の本を読ませたいけど 頑固な爺さんだからなぁ・・・読まないしぃ 困ったもんです。 オレ様から躾てもらわんとダメですねぇ^^;
2009/08/11(火) 21:08:42 | URL | [ 編集]
まろちゃぶ母
>体の障害と心の強さは関係がないよ・・・

この言葉グサっときました・・・。
私の中にも障害者は弱いと思うところがありました。
いやいや私なんかよりずっとずっと強いんですよね・・・
娘達も弱いと思っていましたがいつの間にか強く成長してるし・・・

2009/08/11(火) 21:23:16 | URL | [ 編集]
あが
ひとつひとつのお返事が長くなりそうで
きちんと書きたいので、ちょっとお待ち下さいね。
2009/08/11(火) 23:16:02 | URL | [ 編集]
あが
bonnyさんはdog whispererだからね~。
周囲の人が犬への接し方を変えられないのは
bonnyさんのせいじゃないですよ。
シーザーさんだって「犬を変えるのは簡単。
一番難しいのはいつも人間。」とおっしゃってますもん。
テレビ番組だから、ちゃんとうまく行った例ばかりが放送されるけれど
著書には苦労した例もたくさん書かれています。
でも犬がバカ扱いされるのは悲しいですよね。
犬の問題行動ってほとんどが飼い主のせいですもん。
それでもやっぱり、言い続けることは大切だと思います。
「この人に何を言っても無駄」って何も言わなくなると
本当にそこで止まってしまうけれど、言い続ければ
1%でも変わる部分があるかもしれないもの。
私もそう思いながら、書き続けています。
2009/08/12(水) 17:06:22 | URL | [ 編集]
あが
> シーザーさんはほんとに洞察力が鋭くて、優しくて大きな人なんですね~!
本当にシーザーさんの人間観察の目には驚かされます。
その典型的なエピソードもあるんですよ。へへへ、今度また書こうっと♪
でもね、そんなシーザーさんも奥さんにお灸をすえられたことがあるそうですよ。
メキシコの人って、日本人もびっくりするほど男尊女卑なところがあるんですが
シーザーさんも、小さい時からそういう環境で生まれ育って
アメリカ育ちの奥さんと食い違うところが多々あったんですって。
「僕は犬の飼い主さんたちをトレーニングしてきたけれど
僕自身は妻にトレーニングされました。」と著書に書いていらっしゃいました。
2009/08/12(水) 17:10:04 | URL | [ 編集]
あが
さすがはハニフラさん、本放送をご覧になっていないのに
しっかりとシーザーさんのことを把握していらっしゃる!
本当におっしゃる通り、飼い主さんへの言葉に感動しますね。

100回記念のエピソードに出ていた車椅子の女性はモーリーン嬢とは別の方だと思います。
車椅子の女性と彼女のガイドドッグのお話でも、とても素敵なエピソードがあるんですよ。
シーザーさんシリーズはカテゴリーを作ろうと思っていたところでした。
しようしようと思いながら、なかなか手をつけられずにいて、整理が悪くて申し訳ないです。
2009/08/12(水) 17:36:53 | URL | [ 編集]
あが
奥様と一緒に読んで頂いてありがとうございます。
私の拙い文章から、シーザーさんのエッセンスを読み取って頂いて
本当に光栄です。おっしゃる通り「個としての心の関係」なんですよね。

人間に対して上位に立とうとする犬、
常に「愛玩物」としか扱われない犬、どちらも不幸ですよね。
犬は犬として扱いながらも、互いに尊重し合う
そんな関係を築けるのが理想なのだと思います。
独立カテゴリー。はい、早急に対処いたします~(汗)
でも読んでみたいと言って頂くのはこの上ない喜びです。がんばります!
2009/08/12(水) 17:41:37 | URL | [ 編集]
あが
そうなんです。真剣に対峙するって、けっこうしんどいことですよね。
オジー君と犬達との関係を良くするの、実は簡単かもしれません。
オジ-君、ずっと運動部で先輩後輩の上下関係の中にいましたよね。
それを犬達に対して応用すれば良いだけのことです。
後輩から尊敬される先輩って、強いだけ厳しいだけじゃダメだし
ましてや甘いばっかりでは全然ダメですよね。
オジー君に「犬達が新入部員、自分は尊敬される上級生のつもりで接してみたら?」と
提案してみてあげてください。
シーザーさんは相手の経験や職業から、具体的な例をあげて説明されます。
体育会系の人は上下関係の作り方を身を以てわかっているので、きっと大丈夫。
人間が変われば、犬はすぐに変わりますから!
2009/08/12(水) 17:52:09 | URL | [ 編集]
あが
私がシーザー・ミラン氏の番組を初めて見た時に
目から鱗が落ちまくって「そうだったのか!」と膝を打った言葉は
「犬はあなたのエネルギーを感じ取る。」でした。
その一言でどれほどたくさんの疑問が氷解し、納得がいったことか。
その後も毎日犬達と暮らしていて思い当たることだらけです。
面白いもので、この「エネルギー」というやつ、
数多あるペットブログからも感じ取れるんですよね。
犬と良い関係を築いている方のブログは良いエネルギーを感じます。
文章がうまいとか写真が上手とかいうのとはまた違う話です。
私にとってはサラ☆ロンさんのブログもそんな良いエネルギーのブログの一つです。
2009/08/12(水) 18:16:26 | URL | [ 編集]
あが
犬は本当に家の中の順位を良く見ていますね。
でもオレ様ご主人、ダメ飼い主の見本って(笑)
とは言っても、ご主人のエネルギーは強くてポジティブですもんね。
それに優しいケンケンさんもいるし、やっぱりケンケンさんちのベルちゃん達は幸せですよ。
シーザーさんの本もいいのですが、やっぱり目で見るDVDはインパクトがあります。
機会があったらぜひこちらを!
2009/08/12(水) 18:19:26 | URL | [ 編集]
あが
私もこの言葉は強く心に残りました。
そう言えば乙武さんが「不便だけれど不幸じゃない」とおっしゃってましたね。
不便な部分は助け合わなくてはいけないけれど
それは決して「弱い」ということではないんですよね。
お嬢さん達が強く成長しているのは、強いお母さんのおかげ。
お母さんの誇りですね。
2009/08/12(水) 18:22:15 | URL | [ 編集]










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