昨日のことです。も〜ドキドキのワチャワチャでした。

「おかーさん1人でPCダダダダッと叩いたと思ったらあっち行ったりこっち来たり外に出たり入ったりして、なんだかコーフンして電話したかと思うと長いこと出かけて帰って来なかったのよ。フンッ。」
だってねニヤ、リスがね・・・・

「なんだ?オレの話か?」
違う。リスだけどあんたみたいなゴンゾウの話じゃない。
昨日の午後4時半頃、ニヤを連れて前庭に出たら植え込みのところに茶色のモシャモシャフワフワしたものが落ちていて、ニヤが興味津々と言う感じでフンフン匂いをかぎに行きました。
一瞬なにか動物か!?と思って思い切りドキッとしたのですが「あ、そう言えばこのヤシの木にリスが巣を作ってたな」と思い出しました。リスの巣が落ちてしまったんですね。

ヤシの繊維と葉を編んで巣を作ったんですね。どうして落ちちゃったんだろう?
スンスンしたがるニヤを離して家に連れて帰り、巣の写真だけ撮っとこうかなとカメラを持って私だけ戻りました。一応ちょっと中も見てみるか、と軽い気持ちで巣の中をちょっと指で開いて見てみたら・・・・
((゚m゚;)アレマッ!リスの赤ちゃんが入ってるよーっ!!!!!ついに恐れていたことが現実になってしまった!
しかもその赤ちゃん、まだ目も開いてない毛も生えてないピンク色のモニョモニョちゃんだったんです。
そっと巣ごと持ち上げて覗くと、小さい体なのにすごく大きな声でキューッキューッと鳴きました。多分お母さんを呼んでるんですね。
「ひーっどうしようどうしようどうしよう。あっまずは検索だ、検索!」
でPCの前にすっ飛んでいってダダダダダッと「squirrell baby rescue」などで検索したら、巣から落ちた赤ちゃんリスを発見した時のノウハウがいっぱい出て来ましたよ。まずはホッ。
いくつかの野生動物のレスキューグループのサイトを読むと、どれも「まずはお母さんが迎えに来るのを待つ」と書いてありました。いきなり連れて帰って来ちゃダメなんですね。そりゃそうですね、お母さんが来てくれるのが一番です。
どのサイトにも体温の低下に注意すると書かれていて、お湯を入れたペットボトルなどと一緒に柔らかい布を入れた靴箱などに赤ちゃんリスを入れて巣のあった場所の近くに置いておくとありました。
でも暑い季節だしまだ太陽も高かったので体温の低下は大丈夫だろう、むしろ脱水症状とか大丈夫かしら?と心配になったのですが、水も食べ物も与えないこと、箱の中にも入れないことと合ったので、その通りにしました。
あ、箱に入れる柔らかい布ですがタオルは避けた方が良いんですって。爪が引っかかって怪我したりするおそれがあるから。これって多分子猫や子犬も同じですよね。
幸いヤシの繊維でできた巣で上手い具合にくるまれていたので、古いTシャツを敷いたプラスチックのカゴに巣ごと入れて直射日光があたらない樹の影に置きました。

こんな感じね。
ここでちょっと落ち着いて、またPCに戻り近くの野生動物の保護をしてくれる所を探しました。うちの辺りの管轄と思われるところは2件。1件目に電話をしたら「現在使われておりません」あらら。
2件目に電話をかけると音声案内で「アシカ、イルカなど海洋生物の保護については1、その他の野生動物は2をダイヤルしてください」など、いくつかのガイダンスのあと、やっと親切な男性につながりました。
その人によると「あと2時間くらいはそのまま母リスが戻って来ないか様子を見て下さい。ただし近くには行かないで。母リスがどこかで見ていると怖がって近寄らない可能性があるので。2時間しても母リスが来なければ、この番号に電話をしてください。リス担当のレスキューフォスターの家につながります。」と言われました。
2時間も待つのか!と思いつつ、物陰から様子を伺ってたんですが母ちゃんリスが来る気配は無し。
暑いけど大丈夫かなあ、死んじゃったらどうしよう、とか考えてたら胃がキューッとなって吐き気までしてきましたよ。

「その頃おとーさんが帰って来たんだよね。」
そうそう。でもおとーさんに経緯を話しても「WOW! Ohhhh~!」って言うばかりで全然意味なかったよね。
さて、長くなっちゃったので「続きを読む」で